加工食品のオーナー制度を展開して資金を集めていたケフィア事業振興会が、出資法違反容疑で本社が家宅捜査されました。ケフィアはすでに破産手続き中ですが、出資金は返ってくるのでしょうか?
ケフィア事業振興会の手口
ケフィアは、2011年ごろから通販会員向けにダイレクトメールを送って、通販サイトで扱う商品への出資を募る「オーナー制度」を開始して資金を集めていました。
消費者庁によりますと、同社は干し柿やヨーグルトなどの加工食品について、1口5万円で出資を募り10%程度の利子を加算して買い戻すという「オーナー商法」を展開していましたが、昨年8月に消費者庁に契約者への支払いが滞っているとの相談が多数寄せられたことから破産手続きをしていました。
ケフィアのオーナー制度は、あり得ないくらいの高い利率の配当を支払うものだったので、いずれは破綻する仕組みとなっていたようです。
出資金はどうなる?返ってくるの?
ケフィアに出資したけれど、どうしても出資金を取り戻したい・・!という方も沢山いると思いますが、果たして出資金は戻ってくるのでしょうか?
弁護団は一般論として、大規模破産の場合は刑事事件としての立件、破産手続きなどを通じて3年ほどで配当に至ることを説明しています。その時の配当は1%~5%位になるケースが多いようですが、ケフィアグループの資産次第でその辺りは変わってくるようです。
弁護団は、ケフィア事業振興会関係者への損害賠償請求訴訟などの民事手続きも進めているようですので、少しでも出資金を取り戻すには今がチャンスかもしれません。
ケフィアへの出資でできた借金をどうにかしたいなら・・。
もしもケフィアへ出資したことが原因でできた借金で悩んでいる・・ようなら、こちらも弁護士さんへ相談してみることをおすすめします。
弁護士さんに相談するとお金がかかるから・・と相談を躊躇している方もいらっしゃるようですが、弁護士事務所の中には借金の相談は無料で行ってくれるところもあるので、そういったところに相談してみるとよいかもしれません。
弁護士さんへ相談することで、月々の借金の額を減らしたりすることも可能になりますよ。